人気ブログランキング | 話題のタグを見る

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 水辺キネマの夕べ【ほんがら】上映会のご案内   

水辺キネマの夕べ【ほんがら】上映会
長岡野亜監督来る!

まぜまぜ秋サロン拡大版として、上映会を開催します。
場所は、みんなで考え作った、北白川エデュトープ
映画は、50年途絶えていた伝統たいまつを復活させた、近江八幡市島町のものがたりです。
イメージフォーラム・フェスティバル2009観客賞(東京/京都)受賞作品
山形国際ドキュメンタリー映画祭2009招待作品

水辺キネマの夕べ【ほんがら
日程:2009年11月4日(水)
時間:17:00開場 17:30開演
場所:白河総合支援学校 エディトープ
主催:白河総合支援学校エデュトーププロジェクト、NPO法人アート・プランまぜまぜ

映画『ほんがら』オフィシャルサイト
http://gonza.xii.jp/mura/
白河総合支援学校
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/shirakawa-y/

水辺キネマの夕べ【ほんがら】上映会のご案内_b0138946_16424235.jpg

白河総合支援学校のプールが、交流広場「エデュトープ」に生まれ変わりました。







■STORY

昔 神を迎えたかがり火が
千数百年もの時を経て 今なお
この地を照らし続けている。

近江八幡周辺の多くの神社では
毎年春になると不思議な形をした
巨大な松明(たいまつ)がつくられ、
春の祭りで奉納されている。

滋賀県 近江八幡市 島町
約60世帯の家々からなる農村集落。
高齢者が人口の約3割を占める。

65歳以上の高齢者で構成される
「島町老人クラブ」。

そのメンバーが、約50年前に途絶えた
島町伝統の「ほんがら松明」を
復活させることを決意した。

「ほんがら松明」づくりは、往時の
青年団の若者たちの仕事だったが、
今はその青年団も存在しない。
製法を記録した文書も残っていない。
つくり方を覚えているのは、
地元で生まれ育った古老のみ。
そこで、「体の動くうちに」
「伝統を絶やさぬように」と、
古老たち自身の手で、
ほんがら松明づくりが始まった。

映画監督・長岡野亜らは、
2006年6月から1年以上かけて、
島町の老人たちと丹念に向き合った。
カメラに向かって老人達が発する言葉からは、
単なる懐古主義ではなく、島町の未来を託す
メッセージが伝わってきた。
郷土へのゆるぎない誇りと愛情。

そして、その思いに応えるかのように、
動き始めた現代の青年たちーー。

- - - - - - -

■滋賀県近江八幡市島町

琵琶湖東岸の水郷地帯に位置する、しずかな農村集落。
三方を山に囲まれ、日当りの良い南側が開けており、
かつては農業と林業を中心とした自給自足の村だった。

一帯は、琵琶湖・大中の湖、西の湖、津田内湖に囲まれた正真正銘の「島」であったが、
現在は、干拓・圃場整備・道路や橋の整備などにより、完全に陸続きになっている。

背後の山々には、盤座(いわくら:神が座す巨岩)があり、今も信仰の対象となっている。
山のふもとには6世紀頃の古墳群があり、田んぼからは縄文遺跡が出土していることなどから、
古くから人々がこの地に暮らしていたことが伺える。

- - - - - - - -

■ほんがら松明

竹で輪を編んで作られた煙突状の長い筒を芯にして作られる松明で、
この島町でしか作られていなかった。

立てた松明の下の穴から入れた火が、煙突状の空洞を駆け上がり、てっぺんに火が灯るのが見どころ。

作るのに手間がかかること、作り手であった青年団が弱体化したことなどから、約50年前に作られなくなってしまった。

- - - - - - - -

■監督 長岡野亜(映像作家)

京都生まれ。
大学在学中、アジア・アラスカ等への旅とともに写真を撮り始める。
2000年、CANON「写真新世紀」入選(荒木経維選)。
そのt後、映画監督・原一男の主宰する「CINEMA塾」に参加し、ドキュメンタリー映画「かけがえの前進」(2002年)を製作。
2003年山形国際ドキュメンタリー映画祭、2004年ドイツ・フランクフルト日本映画祭「Nippon Connection」に上映参加。
2005年「はじまりの風景」、2006年「タネピリカ」を製作

by mazemaze1 | 2009-10-16 08:35 | 活動報告

<< 白河エデュトープ「ほんがら」上... 【恒例】 篆刻ワークショップ >>